本会が1985(昭和60)年以来、5年ごとに実施している、東京駅を中心とした3km四方でのツバメの営巣状況調査が、6月19日の朝日新聞の〈ニュース圏外〉で紹介されました。
本HPを見て取材を申し込まれた山本亮介記者とともに、ツバメ営巣のメッカ「神田錦町」を歩きました。途中、中断久しいビルで、営巣を再発見したり、今春、北千住へ移転し空き家になった東京電機大学の玄関の巣には還ってきていないことなども確認しました。
バブル期前から始めたこの調査も30年を経過し、街のようすは一変し、ツバメの営巣箇所数は右肩下がりが続いています。当初44か所あったのが、最新の2010(平成22)年調査時には14か所に減り、神田地区が最後の砦となっています。(分布地図参照)