2012年7月15日日曜日

スズメのアパート・新たな発見・代々木公園

当会会誌『アーバンバーズ』Vol.282011年発行)に、東京の代表的な都市型公園・千代田区の都立日比谷公園東屋での集中営巣について報告しましたが、同地では、巣自体がまったくなくなり、営巣しなくなりました。ところが、713日に、同じ東京を代表する公園のひとつ、渋谷区の都立代々木公園の木造の大型東屋(六角の休憩舎)の梁の交差部分を中心に営巣しているのを見つけました。とりあえず、下から見える巣は30巣で、そのうち5か所で出入りやヒナの声が聞こえてきました。〔写真〕
東屋自体が日比谷公園のものより大きく、巣の高さは4m~7m位の位置で、日比谷公園のように手が届くという場所ではありませんが、巣自体が丸見え・アパート状というのは同じです。東京地方では今まで事例が数少ない営巣タイプですが、各地の公園を調べてみると、類似が見つかる可能性が高いと思われます。他の地方ではいかがでしょうか。
(川内 博)