2012年12月11日火曜日

電車のドアが開いた途端飛び込んできたハクセキレイ

12月9日(日)午前10時ごろ、東武東上線終点の寄居駅〔埼玉県寄居町〕に電車がついて、ドアが開いた途端、1羽のハクセキレイがパッと飛び込んできました。当初はなんのことかわからなかったのですが、よく見ていると、どうやらドア付近に落ちている、パンくずのような小さなものをさかんについばんでいました。

しばらくすると向かいに止まっている電車にも乗りこみ、採食を繰り返していました。電車には乗客が座っていて、その近くまで行ってはまた外へ出るという動きでした〔写真〕。似たような観察は過去にもありますが、ハクセキレイのドバト化ともいえる行動です。

もしかしたら、ドアが閉まって、次の駅まで無賃乗車するのではと楽しみに見ていましたが、結局発車時には外にいて、電車の前を飛び去ってしまいました。その間5分程度。これは来年度予定されている調査・「駅を利用する鳥」(仮題)のひとつの事例でしょうか。(川内桂子)