2013年1月22日火曜日

コサギは今・・・サギ類のおもしろい行動や動向をお知らせください

120日(日)、東京都葛飾区にある都立水元公園を歩いてみました。「小合溜(こあいだめ)」という、江戸時代に治水かんがい用として造られた遊水池を中心にした、面積約92haという都内有数の広大な公園です。水鳥は約1000羽のヒドリガモや数10羽単位のキンクロハジロ、ホシハジロ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモが、涼亭という食事処付近に群れていました。ほかには1番いのオカヨシガモやアメリカヒドリの♂を2羽確認しました。カモ以外では、少数のカワウ、オオバン、カイツブリと、最近すっかり数を減らしたユリカモメ80羽が水面に浮いていました。水鳥たちの集まり具合からは、いかにも給餌を待っているといった雰囲気でしたが、日曜日にも関わらず、給餌している人を見かけませんでした。
水辺の一角で、小魚を餌にコサギをおびき寄せ、ケータイで撮っている若者を見かけました〔写真〕。最近同じような光景は各地で見かけますが、ここでは比較的時期が早く、1990年代前半ごろから見かけた行動です。
ところで、最近、水辺から「コサギがいなくなった」という話をよく聞きます。アオサギはよく見かけるがダイサギも減ったという声もあります。皆さんの近くではいかがでしょうか。サギ類のおもしろい行動や数の増減などお知らせください。(川内 博)