2013年12月2日月曜日

明治神宮の境内総合調査報告書発行と報告会の案内

東京渋谷・代々木の地に広がる緑、明治神宮境内の動植物の総合調査が、昨年度(2012年度)を中心に実施され、その報告書『鎮座百年記念 第二次明治神宮境内総合調査報告書』(A4判、510ページ)が明治神宮から発行されました。
明治神宮境内は、大正9年に、明治天皇ご逝去に際し、約70haの地に、全国からの献木を主体として造られた人工の林です。90年を経たいま、うっそうとした森に生長し、苑内にはさまざまな動植物が息づいています。今回の調査報告書は、都市環境下の生きものの生態の一端を明らかした、貴重なデータ集となっています。
「第二次」とあるのは、今から約40年前に同名の調査が行われたためで、今回も鳥類に関しては、日本鳥類保護連盟が対応し、おもに日本野鳥の会東京(支部)が実施している「明治神宮探鳥会」の記録が整理された形で出されています。内容は40年の歳月を経て、苑内の鳥がどのように変化したのかわかるように記されています。
今回、報告書の報告会が下記の要領で開かれます。入場無料でだれでも参加できます。

日時:20131212日(木)13001700
場所:日本学術会議講堂〔東京都港区六本木72234
主催:日本学術会議環境学委員会/第二次明治神宮境内総合調査委員会