2015年8月29日土曜日

都市鳥ニュース No19号が発行されました

都市鳥ニュースNo19号が発行されました。今回はイソヒヨドリ特集です。

目次 イソヒヨドリ特集

読み物:東京における過去のイソヒヨドリの生息状況         川内 博 
ニュース:内陸部のイソヒヨドリ繁殖情報(神奈川県相模原市緑区) 朝比奈邦路
ブログ:同一の人家で営巣中のツバメとイソヒヨドリ
ブログ:「いそこさん」の話・東京渋谷発
ブログ:内陸部でイソヒヨドリを見かけたら・ご一報を! 
呼びかけ:日本鳥学会2015年度大会・自由集会のご案内
速報:東京駅を中心としたツバメ繁殖状況・第7
読み物:庭木にねぐらをとるツバメ                 越川重治
呼びかけ:第7回都心カラス調査のお知らせ(予報)
ブログ:札幌で写真展「都会に生きるカラスたち」を開催
ブログ:札幌でのハシボソガラスの「車利用クルミ割り」の現場
報告: ツミ・シンポジウムのレジュメ  植田睦之・吉田 巧・川内 博・所 建
ブログ:真っ最中!とうきょう圏のオオタカの繁殖
会からお知らせ
入会のご案内・編集後記 



     


2015年8月14日金曜日

東武東上線沿線のムクドリの「駅前ねぐら」・第1報

東京・池袋から北西・埼玉県方面へと走る東武東上線。当会の事務局最寄り駅の和光市駅はその途中にありますが、ここ数年、この沿線でのムクドリのねぐらを調べています。
池袋から和光市駅の次の朝霞駅までは、駅前または周辺にムクドリのねぐらはありませんが、その次の「朝霞台駅」はJR武蔵野線の「北朝霞」との乗換駅で、2000年代に入り3,000羽クラスのねぐらができ、増減はみられますが定着しています。
次の「志木駅」には1990年代に3,000羽クラスがあり、大トラブルが発生し、いまも1,000羽クラスのねぐらが継続しています〔写真〕。その先の2駅にはねぐらはなく、
次が「鶴瀬駅」。以前は駅前のケヤキの大木にねぐらしていたのが伐採され、いまは500mほど離れた「ダイエー」の駐輪場に3,000羽クラスが。その先の「ふじみ野駅」は、昨年10月には1万羽を数えましたが、今年8月時点では1,000羽クラス。その先2駅にもねぐらはなく、次が「川越駅」。ここはJR川越線との乗換駅で、かつては5,000羽以上を数えていましたが、今年は3,000羽程度。現在のところ調査はここまでです。〔数は、いずれも目視による推定〕

ところで、興味あることが2つ。ひとつは、今年はねぐら入りの時、いわゆる“ムクドリ玉”をつくらず、次々となだれ込むように入ること。もう一つは、同じ池袋を始発とし、ほぼ同じ埼玉県方面へと走る西武池袋線では、「本川越駅」以外では駅前ねぐらが知られていないこと。まだ調査途中なので、確定したことではありませんが、皆さんの地域ではいかがでしょうか。
(川内 博・桂子)


2015年8月1日土曜日

速報・ツバメ営巣16か所・・・復活の兆しか場所数増える!

5年ごとに、会として実施しています「東京駅を中心とした3㎞四方におけるツバメの繁殖状況」は、30年目・第7回を実施しました。その調査の中間報告です。
前回(2010年)は14か所で営巣を確認しましたが(内訳は、継続9か所・再繁殖1か所・新規4か所・繁殖継続なし7か所)、今回は、継続7か所、再繁殖(復活)1か所、新規繁殖8か所、繁殖継続なし8か所の16か所でした。〔図・凡例〕
1985(昭和60)年の第1回調査以来、ずっと右肩下がりで推移してきた「営巣か所数」が、今回初めて前回調査を上回りました。朗報です!しかし、ツバメ営巣にとって最大の敵、“建て替え”〔写真〕は相変わらず活発です。 
ただし、千代田区内の他の地域でも、営巣か所数が増えているという話を聞きますので、状況をこれからも追い続けます。〔20157月下旬までの状況〕