としちょう・NOW
都市鳥研究会による最新の都市鳥の話題を提供するブログです。
2025年10月29日水曜日
高知でコムクドリのねぐらを発見
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10月1日、高知県高知市へ取材に行ったときのことです。夕方、市の中心部を歩いていると、有名な「はりまや橋」の近くで、同じ方向に飛んでいくムクドリの群れに出会いました。次々と現れる群れの様子から、「これは近くにねぐらがあるな」と直感。すぐに追跡を始めました。 この2本のクスノキに...
2025年10月13日月曜日
第9回・東京都心におけるカラスのねぐら調査の調査員を募集・ご協力 ください
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先日、マスコミの関係者から「駅前のムクドリが増えているのは地球温暖化のせいですか?」と聞かれましたが、「それは誰も調べていないのではっきりわかりません」と答えるとその方は期待外れの答えだったので少しがっかりしていました。鳥の個体数が増えた、減ったというのはしっかりした科学的な裏付...
2025年9月30日火曜日
“イソヒヨドリの名所”東京・八王子市の近況
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八王子市は東京都心から40㎞内陸に位置し、標高は100mの丘陵地。人口約58万人の中核市のこの地が “イソヒヨドリの名所” になったのは2018年ごろからです。JR八王子駅付近を中心に、市内各所でその囀りが聞かれ、営巣が記録されています。それらの状況は八王子・日野カワセミ会の会報...
2025年9月25日木曜日
東武東上線沿線のムクドリの「駅前ねぐら」・志木駅の近況
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2015年からアップしている同名のタイトルの近況報告。東京・池袋駅(豊島区)から北方向へ向かう私鉄・東武東上線の川越市駅(埼玉県川越市)までが対象です。その中で志木駅前〔志木市・新座市〕は以前から大規模ねぐらが形成されていて、毎年4,000羽程度を数えています。 今年は9月24...
2025年8月27日水曜日
東京駅にツバメの巣があったとは!
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今年は、1985(昭和60)年から5年ごとに続けている「東京駅を中心とした3㎞四方におけるツバメの繁殖状況調査」の実施年でした。地区ごとに担当者が歩き回り、ツバメの巣の有無を調べるという調査です。 私も担当地区を回り、 当ブログ でその様子を報告しました。ただ、「もしかしたら見落...
2025年8月9日土曜日
親水型調整池でバンが繁殖
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東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ鉄道のつくばエクスプレス。そのほぼ中間にある柏の葉キャンパス駅周辺は、タワーマンションや大型ショッピングセンターが立ち並ぶ新しい街です。街の中心には、水辺を生かした調整池が整備され、「柏の葉アクアテラス」の愛称で親しまれています。 このアクアテ...
2025年7月22日火曜日
イソヒヨドリの繁殖巣発見・茨城県取手市
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茨城県取手市内の商業施設(私は週1~2回 程度利用)でイソヒヨドリの巣を発見しました。同店は市内有数の大型店舗で、多数の人が常時往来しています。今年の6 月20日朝、店建物に近づいたところ、あまり聞き慣れないヒナの餌ねだり声(細く短い金属製の声)が盛んにしています。屋根付近を見回...
2025年7月5日土曜日
『都市鳥ニュース』№38を発行しました・“街のなかの猛禽類”に興味ある方に配信します
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野生生物があまり好まない環境とされる「都市」。しかし、いま街の中には複数の猛禽類が昼夜にわたって飛び回っています。「都市」は人間が自分たちの住みやすい環境として造った場所で、野生動物にとっては不適な環境と考えられていましたが、いま世界的に“街の鳥”〔都市鳥・としちょう〕の生態が注...
2025年6月9日月曜日
自然教育園でトークイベント『オオタカの子育て~8年間の変遷を振り返る』
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東京・港区の国立科学博物館附属自然教育園(通称・自然教育園)は、かつては「 カワセミの子育てライブ 」が有名でしたが、このところは「 オオタカの子育てライブ 」が園内で放映されています。この地では、皇居や赤坂御用地、明治神宮に続いて、2017(平成29)年、園路の真上で営巣を始め...
2025年5月18日日曜日
日本橋小伝馬町エリアでツバメの調査
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前回のブログで、東京駅を中心とした3km四方におけるツバメの繁殖調査を始めると紹介しました。その調査の一環で、5月1日に私が担当するエリアである日本橋小伝馬町や人形町をまわってきました。 このエリアは5年前にも私が担当したのですが、道路が碁盤の目のようになっていて、すべてを徒歩で...
2025年4月24日木曜日
第9回・東京駅を中心としたツバメの繁殖調査を始めます
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今から40年前の1985(昭和60)年から5年ごとに実施している「東京駅を中心とした3㎞四方におけるツバメの繁殖状況」調査。前回2020年の第8回はコロナ禍で、全域の調査は中止し、有志による状況調査を行いました〔『URBAN BIRDS』Vol.39 2022年〕。今回は、従来通...
2025年3月22日土曜日
エナガの営巣条件とは
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エナガの繁殖シーズンになりました。 彼らは、早春の2月中頃から苔や地衣類をクモの糸を絡めて直径20㎝ほどの丸い袋状の巣を作ります。そして、中には大量の鳥の羽毛が入っています。 ある調査 では2,900枚も入っていたそうですから驚いてしまいます。 巣を作るエナガ ちなみに羽毛の枚数...
2025年2月21日金曜日
「科博の「鳥・特別展」3日後に終了
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開催期間はまだたっぷりあると思っているうちに、2月24日の終了日まであと1週間という2月18日、東京・上野の国立科学博物館で開催されている「特別展・鳥~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統」をみにいきました。 まず驚いたことは、チケットを買うのに10分並んだこと。会場内もごった...
2025年1月19日日曜日
都市の変化に翻弄される都会の鳥たち
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私の都市鳥観察のメインフィールドの一つは千葉県柏市にあるJR柏駅周辺です。たいてい毎日、買い物で利用するのですが、そのついでに鳥を見ています。 駅近くにはイトーヨーカドーがあって、その壁面にある排気口でチョウゲンボウが繁殖しており、毎年、ヒナが巣立つのを楽しみにしていました。 イ...
2024年12月25日水曜日
『都市鳥ニュース』№37を発行しました
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都市鳥研究会の広報誌『都市鳥ニュース』№37を発行しました。 特集は「私の街の猛禽類」で、武蔵野市・三鷹市における猛禽類の生息状況、那覇市の緑地で観察されたリュウキュウツミ Accipiter gularis iwasakii 、名古屋市における猛禽類の繁殖状況、都市公園で営巣...
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