としちょう・NOW
都市鳥研究会による最新の都市鳥の話題を提供するブログです。
2025年6月9日月曜日
自然教育園でトークイベント『オオタカの子育て~8年間の変遷を振り返る』
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東京・港区の国立科学博物館附属自然教育園(通称・自然教育園)は、かつては「 カワセミの子育てライブ 」が有名でしたが、このところは「 オオタカの子育てライブ 」が園内で放映されています。この地では、皇居や赤坂御用地、明治神宮に続いて、2017(平成29)年、園路の真上で営巣を始め...
2025年5月18日日曜日
日本橋小伝馬町エリアでツバメの調査
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前回のブログで、東京駅を中心とした3km四方におけるツバメの繁殖調査を始めると紹介しました。その調査の一環で、5月1日に私が担当するエリアである日本橋小伝馬町や人形町をまわってきました。 このエリアは5年前にも私が担当したのですが、道路が碁盤の目のようになっていて、すべてを徒歩で...
2025年4月24日木曜日
第9回・東京駅を中心としたツバメの繁殖調査を始めます
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今から40年前の1985(昭和60)年から5年ごとに実施している「東京駅を中心とした3㎞四方におけるツバメの繁殖状況」調査。前回2020年の第8回はコロナ禍で、全域の調査は中止し、有志による状況調査を行いました〔『URBAN BIRDS』Vol.39 2022年〕。今回は、従来通...
2025年3月22日土曜日
エナガの営巣条件とは
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エナガの繁殖シーズンになりました。 彼らは、早春の2月中頃から苔や地衣類をクモの糸を絡めて直径20㎝ほどの丸い袋状の巣を作ります。そして、中には大量の鳥の羽毛が入っています。 ある調査 では2,900枚も入っていたそうですから驚いてしまいます。 巣を作るエナガ ちなみに羽毛の枚数...
2025年2月21日金曜日
「科博の「鳥・特別展」3日後に終了
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開催期間はまだたっぷりあると思っているうちに、2月24日の終了日まであと1週間という2月18日、東京・上野の国立科学博物館で開催されている「特別展・鳥~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統」をみにいきました。 まず驚いたことは、チケットを買うのに10分並んだこと。会場内もごった...
2025年1月19日日曜日
都市の変化に翻弄される都会の鳥たち
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私の都市鳥観察のメインフィールドの一つは千葉県柏市にあるJR柏駅周辺です。たいてい毎日、買い物で利用するのですが、そのついでに鳥を見ています。 駅近くにはイトーヨーカドーがあって、その壁面にある排気口でチョウゲンボウが繁殖しており、毎年、ヒナが巣立つのを楽しみにしていました。 イ...
2024年12月25日水曜日
『都市鳥ニュース』№37を発行しました
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都市鳥研究会の広報誌『都市鳥ニュース』№37を発行しました。 特集は「私の街の猛禽類」で、武蔵野市・三鷹市における猛禽類の生息状況、那覇市の緑地で観察されたリュウキュウツミ Accipiter gularis iwasakii 、名古屋市における猛禽類の繁殖状況、都市公園で営巣...
2024年11月24日日曜日
東武東上線沿線のムクドリの「駅前ねぐら」・第10回
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2015年からほぼ毎年アップしている、東武東上線池袋駅(東京都豊島区)~川越市駅間の「駅前」のムクドリねぐらの状況をお知らせします。今秋は9月~11月の間で単発的な調査と11月14日(以下14日と表記)に実施した各駅前の集中調査の結果です。 本調査は、東京23区北部と埼玉...
2024年10月19日土曜日
秋はイソヒヨドリの移動の時期?!
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先日、自宅で窓を開けて仕事をしていたら、外から聞き覚えのある鳥の囀りが聞こえてきました。イソヒヨドリの声です。自宅は千葉県北西部の住宅地にあるマンションなのですが、3年ほど前から10月になると、決まってイソヒヨドリがあらわれるようになりました。たいていは1羽ですが、同時に3羽のオ...
2024年9月27日金曜日
「日本鳥学会2024度大会」に参加して・とくに「鳥インフルエン ザ」の公開シンポ
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日本鳥学会の2024年度の大会が、東京大学農学部(東京都文京区)を中心に、9月13日(木)から17日(火)まで開かれ、1200名の参加者で盛況に終わりました。 内容は口頭・ポスター発表、自由集会、シンポジウムなど多彩で、天候も月曜日に小雨だった以外問題なく、朝から夜まで人波が絶え...
2024年8月26日月曜日
千葉県北西部にガビチョウが進出
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ガビチョウは、本来は中国南部や台湾、ベトナム北部などに分布する鳥ですが、飼い鳥が逃げ出す、あるいは放鳥によって、1980年代に北九州、1990年に山梨県で定着した外来種です( 国立環境研究所 )。そして、生態系に大きな影響を与えるとして特定外来生物に指定されている鳥でもあります。...
2024年7月30日火曜日
2年続けてツミが繁殖・マンション団地にて
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昨年7月18日付で「マンション団地でのツミの繁殖」という紹介を本ブログにアップしましたが、同じ敷地内で今年も営巣し、3羽のヒナが巣立ちました。同地は埼玉県和光市駅から5分程度の場所で、11棟のマンションが建ち並び、敷地内にはケヤキなどの木々が生い茂る緑地となっています。昨年はテニ...
2024年6月22日土曜日
ヤマガラとガビチョウで蟻浴を観察
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鳥には、蟻浴という不思議な行動があります。文字通り昆虫のアリを体に擦りつけて浴びる行動で、世界では約200種の鳥で観察されています。日本では、カラス類が有名で私も過去にハシブトガラスとハシボソガラスで観察したことがあります。他にはカケスやキジバト、ムクドリも日本で観察例があるよう...
2024年5月30日木曜日
内陸部定着が進むイソヒヨドリ
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当会事務局のある埼玉県和光市では、これまで2か所での繁殖記録があります。1か所は和光市駅近くの総合スーパー4階の屋上駐車場、もう1か所は同駅から数キロ離れた郊外の産業道路ぞいの大型郵便局の3階です。 今春の状況は、和光市駅周辺では8階建てのホテルの屋上や付近のビルの上で囀る姿や声...
2024年4月15日月曜日
大分県でのミサゴの繁殖・人工物で営巣
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最近内陸部でミサゴ【写真】の生息がよく観察されていますが、大分県大分市在住の会員から「人工物での営巣」の情報が寄せられました。繁殖に関する話ですので詳細はここでは紹介できませんが、身近な場所での子育てが増えてくる兆候があります。“都市鳥・ミサゴ”にご注意ください。 携帯電話のア...
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