2023年12月31日日曜日

『都市鳥ニュース』№35・特集「都市の水辺の鳥たちの今」を発行

都市鳥研究会の広報誌・『都市鳥ニュース』を発行しました。【表紙】『都市鳥ニュース』は毎年6月と12月に会員にPDF版をメールでお送りしているものです。

今回の特集は「都市の水辺の鳥たちの今」ということで、東京郊外の緑地、井の頭公園・石神井公園・善福寺公園の池でのサギ類やオオバン・カワウなどの繁殖のようす、また、名古屋市中心部を南北に流れる堀川での越冬水鳥相やカワウのコロニーのようすが報告されています。

さらに、東京都と神奈川県の境を流れる多摩川での、1976(昭和51)年・1986(昭和61)年と2019~21(令和元~2)年の3回実施された「全流調査」を比較した報告書『多摩川鳥類カウント再現』について紹介しています。この調査は、昭和時代に建設省京浜事務所からの委託で実施された調査と、約40年後にほぼ同じ手法で実施されたものの記録が収録されていて、同じような調査を実施されている方にとっては得難いデータ集です。今のところネットにアップされる予定がなく、残部は20冊程度とのこと。その申込み先なども掲載されています。

『都市鳥ニュース』は会員以外にも希望があればメールでお送りしています。興味ある方は当会にメールでその旨ご連絡ください。〔事務局〕




2023年12月7日木曜日

イソシギが千葉県習志野市の公園の芝生で採餌

千葉県習志野市谷津3丁目の谷津公園の芝生広場で、2021年11月12日14時10分に芝生にイソシギが飛来し、採餌をはじめました。飛来した場所から南に約100メートルのところには谷津干潟があります。ちょうどこの日は業者が芝刈りをしていたので昆虫等の小動物が見つけやすかった可能性があります。

イソシギは単独で約10分採餌した後6分ほど芝生で休んでいましたが、人が近づき飛び去ってしまいました。何を食べていたかはわかりませんが、イソシギが公園の芝生で採餌しているのを見るのは珍しいので報告します。(越川重治)