2019年7月22日月曜日

ついに事務局がある街でもイソヒヨドリが繁殖・埼玉県和光市での初 記録

  次々と内陸部での生息・繁殖が記録されているイソヒヨドリ(Monticola
solitarium)の巣立ちビナを、6月30日夕刻に、東京湾から約25km内陸に入った埼玉県和光市の駅近くのイトーヨーカドーの4階駐車場で発見しました。初めてのことです。
  「イソヒヨドリの内陸部進出」現象は、当会が全国展開している調査です。事務局のある我が家を“表敬訪問” (?)したのは5年前のこと。そのようすは、当ブログの2014年8月6日付でアップしています。
  当市での観察は今回で7例目。ヨーカドー付近で見かけたのは昨年2回、今年は3月22日・5月20日に次いでのこと。「巣立ち」にしてはやや早いと思われるヒナでしたが、4階から通りを隔てた向かい側の1階屋上に飛び移っていました【写真1】。近くでは、雌親が暗闇のなか警戒声を発しながら飛びまわっていました【写真2】。

  「イソヒヨドリの内陸部進出」については、今年の9月に東京・足立区の帝京科学大学・千住キャンパスで開かれる日本鳥学会大会で、ポスター発表と自由集会を開きます。
  今年は1日のみの「聴講参加」(1,000円)が設けられましたので、自由集会(9月13日午後3時30分―5時30分)やポスター発表(イソヒヨドリの説明は9月14日午後3時―5時)への参加がしやすくなりました。ただし、聴講参加の申込みは8月末までです。詳しくは日本鳥学会大会のサイトをご覧ください。

写真1

写真2