2019年1月30日水曜日

街路樹の古巣探索のすすめ・そして“卵の本”の紹介

 木枯らしが吹きすさぶ中、都市鳥研究会の事務所のある埼玉県和光市の駅前の街路樹にメジロの巣があることに気づきました。しかも隣り合ったアメリカハナミズキの枝に2か所。ふだん通る道で、メジロの声がしているのには気づいていましたが、まさか営巣しているとは思いませんでした。〔写真1〕

 街路樹だけでなく、駅前広場、公園、校庭などに繁殖の跡(古巣)を見ることが多い時期です。どんな場所に・どんな巣材で・どのようなかけ方をしているのかを調べるのも楽しいものです。
ところで、その巣には必ず卵がつきものです。最近、その「卵」に絞った興味深い本が出版されています。〔写真2〕

 日本では「卵収集」はさかんではありませんが、イギリスではコレクターがたくさんいて高額で取引がされていたようです。まず冒頭にウミガラスの卵の先端がなぜとがっているという謎が出されますが、この話はなじみの薄い鳥のためか、なかなかとっつきにくい感じでした。そこで「訳者のあとがき」を覗いたら“まずこの本の最後の章を読むと全体がわかりやすい”とのアドバイスがあったので、その順で読み進むと今まで知らなかった(興味をもっていなかった)卵の生態がわかり、“読んでよかった”というのが読後の感想です。私と同じように日ごろ関心を持っていなかった鳥好きにお勧めの一冊です。
〔川内 博〕

(写真1)メジロの古巣

(写真2)