2015年1月30日金曜日

当会顧問の唐沢孝一さんがNHKの番組に出演します

当会顧問の唐沢孝一さんが、NHKの番組に出演するとのことですのでお知らせします。


(1)出演番組 NHKテレビ 「視点・論点」
   唐沢孝一「カラスの都市適応戦略」

(2)放送日 2015年2月2日(月)
  NHK総合  午前4時20分~30分
  NHK Eテレ 13時50分~14時

(3)主な内容
20世紀後半に出現した巨大都市における鳥類の生態の中から
都市生態系に君臨するカラスを取り上げ、その生態を解説します。
カラスの食性、群行動、知的行動、遊びなどを取り上げ
カラスの賢さを紹介する一方で、「賢さ」のみを基準にして野生動物
を比較することの危うさも指摘します。

(4)放映後には、「NHK 視点・論点 アーカイブ」に文面が掲載されます。
    → http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/


2015年1月26日月曜日

ムクドリのねぐら・人工建造物利用・行徳

 冬のムクドリのねぐら調査の一環として、123日夕方5時、東京メトロ東西線・行徳駅前〔千葉県市川市〕のムクドリの状況を調べに行ったところ、高架の駅舎外側のひさし裏に入り込む数百羽の群れを見かけました。
この地では10年程前に集団ねぐらが形成され、その後、「住民の苦情→市役所の機械的な対応」といった、全国各地で繰り広げられている“ムクドリ騒動”を経て、ここのところ、現在の場所に落ち着いているように見えます。
彼らが入り込む場所は、ひさしの裏〔写真1〕ですので、遠目ではまるでドバトの群れのように見えます〔写真2〕。駅前など繁華な場所での人工物ねぐらとしては、電柱・電線が一般的で、冬になると消滅しますが、このスタイルであれば周年利用ができるということになり、この鳥の都市鳥度のレベルがますます上がることになります。

ムクドリのねぐらはケースバイケース。現場を見れば見るほどさまざまな事例にぶつかり、興味がわいてきます。〔川内 博〕


写真1
写真2