オオタカが過去 2 回のレッドリスト改訂で「準絶滅危惧」であったことを踏まえ、環境省はオオタカを種の保存法の「国内希少野生動植物種」の指定を解除することについて検討を開始しています。
これを受けて、2014年3月9日に、当会と日本野鳥の会東京主催、立教大学共催、〔公財〕日本野鳥の会後援で、「東京オオタカ・シンポジウム」を開催しました。そのなかで東京をはじめ、その実態がどの程度調べられ、公表されているかを検証しました。〔詳しくは、当会HPのシンポジウム報告を
ごらんください〕
当会では、都市環境に進出してきたオオタカの実態を調べています〔写真〕。欧米でも大都市に定着した猛禽類が話題になっています。今回の環境省の動きは、今後に大きな影響が考えられます。ぜひご参加ください。
今回、〔公財〕日本野鳥の会と日本オオタカネットワークが主催し、下記の要領で開催されます。そのなかでは、保護関係者や行政から過去の調査および最新のアンケート結果に基づくオオタカの生息状況の変遷と現状、パブリックコメント〔昨年6~7月実施〕から見えてきた課題などについて話題提供され、オオタカの希少種解除にあたっての課題と対応について議論されるようです。
◆日時:10 月4日(土) 13時~17時(受付開始 12時30分)
◆会場:立教大学(東京・池袋キャンパス) 11号館地下 AB01 教室
◆主催:日本野鳥の会・日本オオタカネットワーク
◆共催:環境省・立教大学
◆定員:500 人 ◆参加費:無料
※ 参加の申し込みは、日本野鳥の会自然保護室 hogo@wbsj.org または、fax 03-5436-2635 まで、お名前(読みがなも)、所属(あれば)をご記入ください。
当日受付もしているとのことですが、資料をほしい方は事前に申し込みをされることをお勧めします。
【プログラム】
第1部 話題提供 (13 時 15 分~14 時 45 分)
1.オオタカの希少種解除の検討について
安田直人氏(環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室長)
2.オオタカの生息状況の変遷と現状
徳田裕之氏(環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室長補佐)
3.指定解除における課題 金井 裕氏(日本野鳥の会参与)
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わざわざカメラマンたちの前で食事する
“都市鳥オオタカ”の若鳥
photo by H.Kawachi
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