谷の雌のイソヒヨドリ「いそこ」さんが、昨秋10月25日を最後に突然来なくな
ったとの知らせが北野美穂子さんから届きました。
知らせによると、どうしたんだろうと心配していたところ、11月6日にベラ
ンダに黒っぽいイソヒヨドリが! お腹が少し赤い、雄の若鳥〔写真〕。がっ
かりしながら観察していると、まるで以前からの住人のように給餌のミールワ
ームを食べていて、もしかしたらその前月の9月4日から2~3日姿を見せた若
い雄ではないかとのこと。
いそこと入れ替わるように現れたこの若雄はいそこの子だろうか? 北野さ
んは “本当に不思議ですが、誰かからの紹介のようにやって来たこのイソヒ
ヨドリの雄”に「いそ五郎」と名付けたとのことです。いそ五郎くんはその日
から毎日のようベランダに来ているとのこと。
当初は乱暴者だったのが、“セキレイさんをいじめたらダメ!!”と叱って
いたせいか、最近はベランダでハクセキレイと仲良くやっているそうです。
2014年10月から4年来ていたいそこに会えなくなってとても寂しく悲しいこと
ですが、いそ五郎を息子と思って見守っているとのことです。「なぜかイソヒ
ヨドリの来訪が途絶えない我が家のベランダ。これからも、適度な距離感をと
りつつ、観察したいと思います」と締めくくられていました。
『バーダー』5月号に、イソヒヨドリの内陸部進出の話が載ります。いそこ
やいそ五郎の雄姿も紹介されています。ぜひお読みください。