2015年からアップしている同名のタイトルの近況報告。東京・池袋駅(豊島区)から北方向へ向かう私鉄・東武東上線の川越市駅(埼玉県川越市)までが対象です。その中で志木駅前〔志木市・新座市〕は以前から大規模ねぐらが形成されていて、毎年4,000羽程度を数えています。
今年は9月24日の夕刻に今秋初めて訪れ、スズメ(推定2,000羽)・ムクドリ(推定2,000羽)のねぐら入りを観察しました。スズメは例年と同程度、ムクドリはやや少ない状況でしたが、今後増えると思われます。
ところで、今回の観察では例年と違うことがありました。ムクドリはおもに北西方面から群れで飛んできて、まずはバスの発着所のあるロータリー敷地内にそびえたつケヤキの大木に止まるのですが、昨日その木がないことに気づき、根元からバッサリ切られ、真新しい切り株が駅前デッキの上から確認できました。
昨秋はその木に全数(推定4,000羽)がねぐらをとったこともありました。それがなくなったためか、駅前広場の植え込み一帯はムクドリの鳴声で満ちていて、5台くらい設置されているバードプロテクターの大音響とともに騒然とした状態になっていました。
「ムクドリのねぐら対策」はどこも頭の痛い問題ですが、東上線一の“名所”への対策、今後どんな状態になるか11月ごろ詳細のご報告を予定しています。皆さんのフィールドの「駅前ねぐら」の状況をお知らせください。〔都市鳥研究会事務局〕