2018年10月17日水曜日

“わが庭”にツミが!皆さんのところでは?・東京の野鳥たちの講演会の紹介

10月7日、NHK総合の番組・ダーウィンが来た!で『住まいは東京!幻のタカ』というタイトルで、東京都内でのツミの子育てが放送されていましたが、どんな感想だったでしょうか。タイミングよく、12日に東京23区に隣接する当会の事務局が所在する団地(埼玉県和光市)の『管理組合たより』で、敷地内での私たちの初観察が記事となりました。
その内容をかいつまんで紹介しますと、「30余年を経過する当マンション団地の緑地で、初めてツミを観察【写真1】。何度も見聞きし、雌雄も確認したので繁殖か?と調べたが、その後、若鳥も発見【写真2】したことにより、近くで営巣し、子育ての場所として、市内有数の緑地である団地に訪れたと思われる。」というものでした。1か月以上滞在したツミの親子も、9月初めに旅立ちました。
団地の緑地を“わが庭”として、日ごろから観察していますが、「全国鳥類繁殖分布調査」が佳境に入っていますので、そろそろリストを作り、記録ノートを整理しようかと準備しているところです。

ところで、日ごろの観察を「まとめ」ると、どんな成果が得られるかという講演会『東京の野鳥たち・月例探鳥会のデータから見えてきたこと』が、10月28日(日)に東京・杉並のJR中央線・阿佐ヶ谷駅近くの細田工務店会議室で開催されます。日本野鳥の会東京の主催で、詳しくは同会・研究部のホームページ〔※〕にアクセスしてください。(川内 博)
http://www.yacho-tokyo.org/birdstudy/

〔写真1〕

〔写真2〕

2018年9月22日土曜日

日本鳥学会2018年度大会に参加しました

 9月14日~17日まで新潟大学で開催された日本鳥学会2018年度大会に参加してきました。参加者はおよそ500名とのことで地方で行われた大会にしては、大勢の参加者で賑わったように思います。
 口頭発表は53題、ポスター発表は134題とじっくりと議論できるポスター発表が多くなるのは最近の傾向です。ポスターはあまりにも多いので、会期期間中にすべてをきちんと聞くのは無理で、ちょっと不完全燃焼な感じでした。
 気になる都市鳥関連の発表は、カラス5題、ツバメ2題、イソヒヨドリ2題、スズメ2題、オナガ、アオサギ、カモメ類、ウミネコ、電柱と電線の鳥、金沢市の鳥の各1題で、全体からはあまり多くない印象。そのなかで当会会員の松丸さんが発表者のひとりの「東京都心のウミネコのビル街屋上繁殖および内湾運河部橋梁での繁殖」や「市街地で繁殖するイソヒヨドリの食性分析」の発表が興味深く思いました。市街地で繁殖するイソヒヨドリは想像以上にバラエティに富んだ食事のメニューなのには驚きました。
 さいごに当会で企画した自由集会は都合により中止になったのですが、かなり楽しみにしていた方が多くいらっしゃったようで、何人もの方に「残念」と声をかけられました。みなさんのイソヒヨドリへの感心は相当高いものだと実感した次第です。(柴田佳秀)


2018年9月12日水曜日

お詫び・日本鳥学会大会へのイソヒヨドリの第2弾発表・中止

7月18日付当ブログで「なぜイソヒヨドリが内陸部へ・・・日本鳥学会大会で
第2弾を発表予定」とお知らせしましたが、発表者が参加できないという事情
により、ポスター発表・自由集会とも中止とさせていただきます。申しわけあ
りません。調査・発表に関わられた八王子・日野カワセミ会および伊豆野鳥愛
好会の皆様へお詫び申し上げます。

発表を予定していたメインの内容は、東京湾から約40㎞離れた丘陵地の東京都
八王子市・日野市一帯での繁殖地拡大の状況〔グラフ〕や営巣地の状況など。
また、静岡県伊東市におけるヒナへの給餌物の状況などです〔写真〕。

とくに伊東市宇佐美で撮られたヒナへの餌の種類の豊富さは、なぜこの鳥が今
まで「磯に執着」していたのか首をひねらざるを得ない状況です。餌は各種の
ガの幼虫、青虫、トカゲ、ムカデ、ハサミムシ・・・と手当たり次第なんで
も!といった状況で、しかも巣は隣りの家の2階の戸袋という、ムクドリのそ
れと同じパターンでした。
“イソヒヨドリは、なぜ今、内陸部に進出するのか”ますます興味がますとこ
ろです。発表予定の一部は、今秋発行の『都市鳥ニュース』No.25に掲載しま
す。


2018年8月15日水曜日

我孫子の都市鳥展 7月14日~11月25日

千葉県我孫子市は、手賀沼の畔に(公財)山階鳥類研究所や市立の「鳥の博物館」がある“鳥の町”。博物館から、このたび「第81回企画展 我孫子の都市鳥」開催の案内が送られてきました。〔ポスター〕
「都市の発展と鳥たちの移り変わり」ということで、ツバメやムクドリ、チョウゲンボウなど20種の都市鳥の生態が紹介され、その中には“新住人”としてイソヒヨドリもアップされるようです。11月25日(日)まで開催しているとのこと、機会をみてぜひ訪れてください。

我孫子市鳥の博物館:千葉県我孫子市高野山234番地 電話:04-7185-2212
開館:9時30分~16時30分 休館:毎週月曜日(祝日の場合、翌平日)
入館料:300円(学生・高齢者など優遇あり)


2018年7月18日水曜日

なぜイソヒヨドリが内陸部へ・・・日本鳥学会大会で第2弾を発表予定

  “イソヒヨドリを見たければ八王子に行け!”が、東京あたりのバードウオッチャーの合言葉です。イソヒヨドリは磯の鳥。しかし「八王子市」は、東京湾から約40㎞はなれた、海抜100m前後の多摩丘陵に広がる人口約58万人の中核市。JR八王子駅・京王八王子駅一帯は、高層ビルが建ちならび、商店街や事務所が連なった市街地。そんな街にイソヒヨドリが繁殖期に姿を現したのは1994(平成6)年のこと。2009年には繁殖も記録され、最近は年を追うごとに営巣場所が増え、繁殖地も隣接する市に広がっています。〔グラフ〕
  今秋9月に新潟市で開かれる日本鳥学会大会には、この内陸部に進出しているイソヒヨドリにスポットをあて、第2弾となるポスター発表をし、自由集会を開く予定です。
  7月10日、その下準備に、今年発見された営巣地を中心に、当地で調査・研究を進められている粕谷和夫・福本順吉両氏の案内で、市内各地を回りました。
  夏空のもと、緑が映える高尾駅近くの住宅地の屋根で、ヒーヒーと鳴くイソヒヨドリの雌を発見。嘴には大きなクモをくわえていました〔写真〕。近くのマンションに巣があるようで、3人で観察していても動かないで鳴き続けていました。場所は、車が行きかう幹線道路沿い。“磯”とはまったく異なる環境です。似たような場所はどこにでもあるような環境ですが、東京都内では、八王子一帯でしか見られない現象です。
  “なぜ八王子なの?”今のところ明快な答えは出ていません。〔川内 博〕



2018年6月21日木曜日

目を丸くされた“都市鳥・オオタカ”の近況

 6月9日、東京23区内のオオタカの営巣地を、埼玉県下で長年オオタカの保護・研究をされている方と歩きました。ここ数年来、大都会・東京の中でも市街地の23区内での営巣が目立って増えていますので、比較ということでのご案内です。
 今回は、ビルが立ち並ぶJR山手線の内側〔A〕と外側〔B〕の緑地をそれぞれ1か所ずつと、住宅街〔C〕の緑地の3か所です。〔A〕は昨年からの繁殖地で、園路の真上で営巣中。ヒナも確認できました。〔B〕は以前からの繁殖地で、今年も春には繁殖活動が見られましたが、何らかの理由で営巣にいたっていませんが、古巣の場所などを案内。いずれも道から巣が見えるような場所に造られています。
 〔C〕は昨年から営巣を始めたところで、昨年は多数のカラスに巣中の3羽のヒナが襲われて、1羽だけ生き残ってぶじ巣立ったという経歴があります。今年も周辺にハシブトガラスの声が響きわたっていますが同じ巣で営巣していました。巣は道から見え、白いヒナが3羽確認できました。
 土曜日だったためか、30名以上のカメラマンが水浴び姿に大砲のような超望遠レンズをむけ、また、木に止まって羽を乾かすしぐさにシャッター音が一斉に響きます。まるで人気スターの撮影会のようで、心なしか、オオタカ自身もそのことを意識しているように見えたのは気のせいでしょうか。
 ところで、そんなレンズの放列の中、オオタカは羽が乾き、枝から水際の手すりに飛び移りました。そこは50㎝横を親子連れの自転車や通行人やジョガーが次々に通り過ぎるような場所〔写真〕。オオタカは人を恐れるしぐさもなく止まり続けていましたが、突然水面めがけて飛び出しました。そこには5羽のヒナを連れたカルガモ親子と9羽の成鳥が泳いでいました。ヒナを狙ったと思われましたが失敗。カルガモたちはヒナを守るような位置取り泳ぎ、その中の1羽は近くに降りたオオタカに、鳴きながら、くちばしを突き出すという行為も見られました。
 通行人も含めて、数十人が見守る中の一連のオオタカの動きに、30年以上オオタカを見続けているベテラン研究者は、こんな光景を見たのは初めてと目を丸くされ、“う~ん”とうなられました。「山中のオオタカ」と「街なかのオオタカ」の違いにカルチャーショックを覚えられたようです。“都市鳥・オオタカ”の今後がどうなるか、これからもレポートしていきたいと思います。〔川内 博〕


2018年6月9日土曜日

都市鳥ニュース24号を発行しました。

当会の広報誌「都市鳥ニュース24号」を発行しました。イソヒヨドリ情報満載号です。


都市鳥ニュース24号目次

読み物:神奈川県箱根地域におけるイソヒヨドリの分布拡大(有田一郎)
読み物・2:イソヒヨドリ情報  
        「愛知県 日本鳥学会2017年度大会・ポスター発表から(橋本啓治)
投 稿:イソヒヨドリ情報 福岡県福岡市一帯(田村耕作)
投 稿:スズメの争い三態 大分県大分市(鈴木達雄)
ブログから
  コアジサシの屋上コロニー“最強”のカラス対策は
  イソヒヨドリの小さな話題・2つ
掲示版から
アンケートのお願い 
お知らせ:日本鳥学会2018年大会・自由集会のテーマは「イソヒヨドリ」
ご投稿のお願い・入会のご案内・編集後記


2018年5月23日水曜日

日本鳥学会2017年度大会における都市鳥研究会主催自由集会の報告

昨年9月に行った日本鳥学会2017大会で都市鳥研究会が企画した自由集会「全国で増えるムクドリのねぐら問題を考える」の詳しい報告が、日本鳥学会HP鳥学通信に掲載されました。
ぜひ、お読みください。
下にリンクを張ります。

日本鳥学会2017年度大会自由集会報告:全国で増える都市のムクドリ塒問題を考える

2018年5月14日月曜日

あなたの町の都市鳥は?アンケート募集中

  都市鳥研究会では、全国の都市鳥の現状を把握したいと思っています。その準備として、下記の項目について、状況の下調べを始めました。ぜひご協力ください。

1.あなたの町で、もっとも数の多い・目立つ鳥を上位10種上げてください
2.あなたの町で、鳥に関してどんな問題・話題がありますか。3つ以内で
3.あなたの町で、いわゆる『ムクドリのねぐら問題』は発生していますか
4.あなたの町で、カラスのことでトラブルはありますか
5.あなたの町で、オオタカを見かけることはありますか
6.あなたの町で、イソヒヨドリの動きに変化はありますか
7.その他、お気づきのことをお願いします。
   
※厳密なものではなく、最近のことで、部分的・思いつくことだけでも結構です。
 ツバメ〔写真〕の近況などもお寄せください。お名前・連絡先をお忘れなく!

〔送り先〕メール:hkawachi2dream@yahoo.co.jp  Fax:048-462-7141
     郵送:〒351-0114 埼玉県和光市本町31-16-901 都市鳥研究会・事務局



2018年4月23日月曜日

東京都心部からのカワセミ情報続々・都市鳥の繁殖のようすをお知らせください

  冬季に水辺でカワセミを見る機会は、ごく普通になりましたが、今春は東京都心部から、繁殖期の生息情報が次々と寄せられています。場所等は公開できませんが、池のある庭園、がけ地のある川沿い、人工崖を設置した水辺などで、いずれも雌雄が確認されています。
なかには、巣穴が見られ、抱卵している観察もあります〔写真〕。
  カワセミだけでなく、イソヒヨドリなど興味ある都市鳥の動向を追っていると、その動向を掌握できないくらいの数になっている状況です。皆さんの街ではいかがでしょうか。
  もっとも身近かな都市鳥・ツバメやスズメ、カラスなどについても、その繁殖生態を追跡していると意外と興味ある観察があるものです。
  東京都心の森でもエナガのヒナ連れを見かけるようになってきました。スズメのヒナの声を耳にするようになり、次はシジュウカラの子連れが出てくると春本番。鳥たちの繁殖季節、今年どんなニュースが飛び出すか楽しみにしています。ぜひご報告ください。


2018年3月15日木曜日

エナガの巣造り・・・東京都心部の緑地でさかん

東京都心部にエナガが本格的に進出してきてから10年がたちますが、その勢い
はますますさかんで、ここのところ明治神宮、自然教育園、小石川植物園など
の緑地を歩くと、何つがいものエナガに出合います。
少し注意をしてみると、樹幹からコケをむしり取ったり、タカ類の食痕から羽
毛を運んだりと忙しく巣造りにはげんでいます〔写真・川内博氏撮影〕。ここ
のところは、まだ尾はまっすぐで“尾曲り”個体は見かけていませんので、営
巣には入っていないようです。
それにしても、巣の中には羽毛が詰め込まれ、その数は何本か調べたいと思っ
ていますが、採取した完品の古巣を壊すのがもったいなく躊躇しています。巣
穴から見ると中は羽毛がいっぱいで、そののなかで10羽ものヒナたちが育って
いく過程が知りたいところです。
 
3月18日(日)のNHK総合の「ダーウィンが来た」はエナガとのこと。“巧(た
くみ)の技で生きる! 里山のもふもふ鳥エナガ”というタイトルですので、
その片鱗がわかるかもしれません。都市鳥研究会も番組作成にちょっぴりかか
わっています。お見逃しなく。



2018年2月17日土曜日

都市鳥研究会誌URBAN BIRDSVol.34が発行されました

アーバンバーズ目次 2017

●巻頭言(沼里和幸)   

●都市環境に増加したムクドリの集団ねぐらとねぐら形成要因の分析-ビル壁の存在が重要な条件だった-(越川重治)    
                           
●東京23区内の3つの緑地〔新宿御苑・六義園・清澄庭園〕における繁殖期のシジュウカの個体数調査(川内 博・川内桂子)    


●京都府巨椋池干拓地におけるスズメ個体数の比較 -38年前と同じ道を冬の半日たどってみた-(有田一郎)     

●総目次 通巻第50号~通巻第75号
                      
                              

2018年1月26日金曜日

イソヒヨドリのちいさい話題・2つ

 イソヒヨドリの内陸部進出について鋭意調査中ですが、最近の小観察2つを紹介します。
ひとつはカンボジアのアンコール・ワットでのこと。昨年12月に観光ツアーに参加し、プノンペンとシェムリアップを訪れました。主目的は世界遺産の観光ですが、途中、常に周辺にも目を光らせ、どんな鳥がいるのかチェックしていました。

 旅行中観察できた鳥はあまり多くないのですが、「つばめの放鳥」の体験や途中の車中から多数見えたTVアンテナにかけられた巣がスズメの物であることの確認など、興味ある観察ができました。しかし、もっとも大きな収穫は現在進行中のイソヒヨドリのこと。
 史跡最大のアンコール・トムへはいる石造りの「南大門」を通り抜けて、ふと振り返って門を見たところ、なにか動くものが目に入りました。双眼鏡で確認するとイソヒヨドリの雄〔写真1・2〕。タイプはアオハラではなく、日本と同じ栗色の腹でした。午後にはアンコール・ワットで、やはり石造りの建物の屋根に止まる雌を観察。当地の近くには大河(メコン)や東南アジア最大の湖(トンレ・サップ)はあるものの、海辺からは200kmはある内陸部。2か所の観察の共通点は「石造り」。

 イソヒヨドリと「石造り」の関連をさらに実感じたのは、今年1月中旬のこと。東京湾のミヤコドリの生態調査中に、千葉県市川市下妙典の江戸川に注ぎ込む石造りの水門施設に止まるイソヒヨドリの雄〔写真3・4〕を見たとき。土手を歩きながら、こんなところにはイソヒヨドリがよくいるのだがと思ったのがみごとに的中。   
 1つひとつは小さな観察ですが、それを積み重ねることが、この鳥の内陸部進出の謎を解くひとつの手掛かりになるのではないかと思っています。
〔川内 博〕


写真1:アンコール・トムの有名な南大門の全景

写真2:南大門に止まっていたイソヒヨドリの雄

写真3:江戸川土手の水門施設の全景




写真4:石が多用されている施設に止まるイソヒヨドリの雄












2017年12月15日金曜日

コアジサシの屋上コロニー“最強”のカラス対策は ―コアジサシも都市鳥の仲間入りか―

12月9日、東京の大田区民ホール・アプリコで開かれた「2017年リトルターン・プロジェクト コアジサシ講演会」に参加しました。リトルターン・プロジェクト(LTP)の活動の始まりは2001(平成13)年6月に大田区の森ケ崎水再生センター施設の屋上で営巣活動が発見された時から。2011年に同会から発行された『リトルターン・プロジェクト 10年の歩み』によると初めての年の総営巣数は89巣・総孵化数は5羽とのこと。【写真は別の場所で繁殖したコアジサシの幼鳥】
絶滅が心配されているコアジサシが「ビルの屋上で繁殖」とのことで、その保護・存続に活発な活動が続けられ、ここ4年は1000羽以上の孵化数を維持しているようです。今年は密集して営巣したために、カラスによる卵の捕食が少なかったとのこと〔同会発行の『こあじ冊子』Vol.34による〕。
コアジサシの天敵カラスへの対策は難問中の難問。そこで、カラスの専門家・松原 始さんを招いて、「カラスに負けるな!コアジサシ!」というタイトルで講演会が開かれました。
ところで松原さんの講演のタイトルは「カラス屋はカラスに勝てるか」というもので、さまざま対策を施しても、カラスになかなか勝てない現実を語られました。
しかし、講演最後の質疑応答のなかで、フロアーからすばらしい提案がありました。松原さんの話では、対策の最強のものは“営巣地にいつも人がいること”とのこと。それならば、最近はリタイア―して写真を趣味にしている人が多い。そんな方に、撮影がてらに見回ってもらったらという提案で、関係者も検討してみるとの反応でした。
カラスの天敵・人の存在で繁殖が有利になるということになれば正に「ツバメ型繁殖」そのもの。“ビルの屋上で営巣”というだけで都市鳥的なのに、ついにコアジサシも都市鳥の仲間入りをしそうな情勢でした。(川内博)


2017年11月21日火曜日

人を待つハシブトガラス・ちょっとした観察

 11月16日(木)の夕方4時半ごろ、薄暗い新宿中央公園の飲水施設にハシブトガラス(カラス)が1羽、うずくまってじっと止まっているのが目にとまりました。不自然な光景に“なんで?”と思い近づくと、向かいから来た男性が、飲水用の蛇口のハンドルをゆるめて水をだすと、カラスは直接水を飲みはじめました〔写真〕。
 一連の流れから、カラスはその男性が来るのを知っていて、そのカラスと男性は知り合いと思われました。男性にカラスとのかかわりを尋ねたのですが、残念ながら一言二言で足早に去られてしまったので、どんな事情なのか知ることはできませんでした。類似の話がありましたらご紹介ください。(川内博)