2015年4月29日水曜日

“不思議の鷹”ツミに関するシンポジウム終わる

日本野鳥の会東京・NPO法人バードリサーチと当会で共催しました「東京の環境を考えるシンポジウム 4回・東京郊外・北多摩の自然 “武蔵野”の自然の今と昔・そして未来」は、419日(土)の午後、渋谷区立千駄ヶ谷区民会館で、36名の参加を得て、予定通り終了しました。シンポの中心テーマから“ツミ・シンポ”ともいえる内容となりました。
かつて“幻の鷹”とまでいわれたこの鳥が、1980年代半ばに武蔵野の森に姿をあらわすと、独特の大きな声が目立ち・人をほとんど警戒せず・団地の中の林や車通り沿いの街路樹にも営巣するという、予想もしなかった繁殖生態を見せています。
今回は、前半の基調講演ではこれまでの状況の紹介、後半のパネルディスカッションでは参加者からの情報提供や全体での意見交換を行い、まずは皆さんが共通認識を得たということになりました。

当会としては「都市鳥」としてのツミということで、この企画に参加しましたが、今回の議論では納得のいく結論が得られませんでした。今後も“なぜ猛禽が大都会に”という謎を追っていきたいと思っています。