兵庫県立大学神戸商科キャンパス(神戸市)で、9月18日~21日に開かれる、日本鳥学会2015年度大会で、都市鳥研究会では、19日夜に「イソヒヨドリはなぜ内陸部へ進出するのか・・・大阪・東京地方でのようすからその実態に迫る」という自由集会を開きます。
“磯ひよどり”が“ビル・ひよどり”になっている例が全国各地で見られていますが、その実態はということで、今回は東京・八王子と関西・大阪での状況を中心にその現状を発表してもらい、その後、各地での情報提供と意見交換を行います。
ところで、この鳥が“磯”に限定して分布していることの方が珍しい現象であることは、世界での分布図から知ることができますが、諸外国での生態も見たいものです。また、同じ仲間の、コシジロイソヒヨドリ〔写真・モンゴルでの撮影〕と分布が重なる地中海沿岸などではどんな棲み分けをしているのか興味あるところです。実際現地で見た人の話が聞ければ新展開が期待されます。
いずれにしても、今後も多くの方の協力を得て、この現象の意味するところを解明していきたいと思っています。
コシジロイソヒヨドリ(撮影地:モンゴル) |