昨年から紹介を始めた東武東上線沿線のムクドリの「駅前のねぐら」のようす。昨冬1月21日付の第2報の続きから始めますと、越冬の可能性もと記した北朝霞駅周辺は、結局2月以降は姿を消し、冬越しはありませんでした。
今年も、池袋(東京都)~川越(埼玉県)間でのチェックをしています。ねぐら形成の状況は、昨夏とほぼ同じで、和光市駅を除く、埼玉県下の「急行停車駅」のようです。
7月23日のふじみ野駅・西口は大騒ぎでした。数日前にロータリーから大通りに続く一帯のケヤキの街路樹は丸坊主状態に剪定され、落ち着かないのか、薄暗い中をいつまでも、空を舞う群れが見られました。
いつもはスズメのお宿になっているコンビニ角からの横道の、選定されていないイチョウの並木にも強引に多数が入り込んだり、近くの電線に止まったりしていました。そのうえ、そんな状況に頭に来たおじさんが、バケツをたたいて追い立てたりで、騒ぎはいつまでも続いていました。
ふじみの駅・東口に行くとシーンとしているのに、人通りの多い西側だけにムクドリは飛来しています。これが駅の規模が大きい川越駅だと、両側のロータリーにねぐらが形成されてています。ポイントはやはり“にぎやかさ”か。(川内 博・桂子)