はますますさかんで、ここのところ明治神宮、自然教育園、小石川植物園など
の緑地を歩くと、何つがいものエナガに出合います。
少し注意をしてみると、樹幹からコケをむしり取ったり、タカ類の食痕から羽
毛を運んだりと忙しく巣造りにはげんでいます〔写真・川内博氏撮影〕。ここ
のところは、まだ尾はまっすぐで“尾曲り”個体は見かけていませんので、営
巣には入っていないようです。
それにしても、巣の中には羽毛が詰め込まれ、その数は何本か調べたいと思っ
ていますが、採取した完品の古巣を壊すのがもったいなく躊躇しています。巣
穴から見ると中は羽毛がいっぱいで、そののなかで10羽ものヒナたちが育って
いく過程が知りたいところです。
3月18日(日)のNHK総合の「ダーウィンが来た」はエナガとのこと。“巧(た
くみ)の技で生きる! 里山のもふもふ鳥エナガ”というタイトルですので、
その片鱗がわかるかもしれません。都市鳥研究会も番組作成にちょっぴりかか
わっています。お見逃しなく。