前回のブログで、東京駅を中心とした3km四方におけるツバメの繁殖調査を始めると紹介しました。その調査の一環で、5月1日に私が担当するエリアである日本橋小伝馬町や人形町をまわってきました。
このエリアは5年前にも私が担当したのですが、道路が碁盤の目のようになっていて、すべてを徒歩で回るのはなかなか大変でした。そこで今回はレンタサイクルを利用。現在、都心部にはレンタサイクルがあちこちにあり、アプリで簡単に借りることができます。これで調査エリアをくまなく回ることが可能になりました。
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調査担当エリア |
巣から出るツバメのメス |
ツバメ以外の鳥もこの調査では気をつけているようにしています。最近、数が減ったと話題のスズメは、街中にある小規模な公園があると必ず見かけました。どうやらスズメにとって、公園が採食環境で重要な場所であることが伺えました。ここで食べものをとり、電柱の部材で営巣している。そんな姿がありました。
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このような緑がある公園にはスズメがいました |
その他、イソヒヨドリなども注意をしましたが、他に見たのはハクセキレイ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ドバト。また、日本橋川にはウミネコとイソシギがいたのが印象的でした。調査からそろそろひと月が過ぎようとしていますので、また、出かけて追加の調査を行いたいと思っています。(柴田佳秀)
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日本橋川にいたウミネコ |