開催期間はまだたっぷりあると思っているうちに、2月24日の終了日まであと1週間という2月18日、東京・上野の国立科学博物館で開催されている「特別展・鳥~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統」をみにいきました。
まず驚いたことは、チケットを買うのに10分並んだこと。会場内もごった返すほどの人の波。客層は老若男女、小さな子どもも混じっていました。みなさん熱心に展示されている“鳥の群れ”を見ていました。会場内の係員に“いつもこんなに人がいるの?”と聞いたところ、ここのところとのこと。皆さん私と同じで、“まだ時間的な余裕がある!”と後回しにしていたようです。
キャッチフレーズは「新しい鳥類の系統」ということで、会場いっぱいに新系統樹にそって本剥製が展示されていていました。羽の色や姿かたちのさまざまを目のあたりにでき、その多様性をあらためて知ることができました。
そんな中で、「オガサワラカワラヒワ」が仮剥製のまま、何の説明もなく置かれていました。通りすがりの年配のご夫婦が“なんであの鳥だけがよこたわっている?”と不思議がっていました。会場内、動画以外は撮影OKでしたので、その寝姿をパチリ【写真・上】。
初めて見るもののなかで、天井から吊り下げられている「ペラゴルニス・サンデルシ」の復元モデルは一見の価値あり。飛ぶ鳥としては史上最大で、嘴にトゲ状の突起がある「骨質歯鳥類」とのこと。迫力ある姿に見入りました。【写真・下】
約2時間、全展示物を見てまわりましたが、そのボリュームは一見の価値あり! 混雑の中、音声ガイド(有料)は役立ちました。2月24日(月・日)が最終日。まだの方は混雑覚悟でお出かけください。
オガサワラカワラヒワ |
ペラゴルニス・サンデルシ |