3月末まではウグイス、エナガ、コゲラ、シロハラなどの姿も確認できましたが4月に入るといなくなりました。一方、夏鳥のツミの声を買い物の行き帰りに2度耳にしましたので付近で営巣している可能性があり、気になるところです。また、今年は珍しくハシボソガラスが営巣しているようで、ハシブトガラスの声に混じって“だみ声”が響いています。ベランダから巣を探しているところです。さらに、眼下の小学校屋上の排水溝あたりには、今年もムクドリがさかんに出入りをしているのが見えます。いつヒナが出てくるか楽しみにしているところです。
チョウゲンボウが向かいの病院の避雷針に止まったり、ワカケホンセイが目の前でUターンしたり、アオサギ4羽がすぐそばを北へ飛んでいる姿も確認したり、また、ツバメが2羽飛び交い、キジバトがディスプレイフライトをし、早朝にはシジュウカラやメジロ、カワラヒワの囀り、オナガやヒヨドリの騒ぎ声と、マンション9階からのバードウォッチングを楽しんでいます。
そんな“自宅軟禁”状態のなか、もう一つの楽しみは、溜まりにたまった「フィールドノート」の整理。“いつかは何とかしなければ”と思っている方が多いのではないでしょうか。
ただ記録の整理だけではつまらないという方へ、今年8月が締切りの「全国鳥類繁殖分布調査」への協力をお勧めします。
NPO法人・バードリサーチが中心になって3年かけて展開しているこの調査は今年が最終年。1970年代・1990年代と20年ごとに実施されているこの調査は、日本全土の鳥類の繁殖状況を調べているもので、世界的にみてもレベルの高いものです。これまでの記録を整理して、下記のサイトにアクセスして、野の鳥の繁殖に関する貴重な情報を入力してください。
アンケート調査は「外出自粛」のなかでも、過去の記録ですので、協力することができます。
対象種は外来種も含めて、日本に生息する鳥類全種です。 〔都市鳥研究会・事務局〕
http://www.bird-atlas.jp/