日本鳥学会の会員数は1200名。今回その年次大会に900人以上の参加者があったとのことです。それを反映してか、大会初日、9月13日午後3時30分~5時30分の都市鳥研究会主催の自由集会「イソヒヨドリの繁殖地拡大を考える・Ⅱ」(川内 博・柴田佳秀・越川重治・橋本啓史)には、最終的に会場いっぱいの100名の参加者がありました。
プログラム前半は話題提供を各10分。1.SNSを使った全国調査の結果(柴田佳秀氏)【写真】、2.東京・武蔵境での観察( 鈴木遼太郎氏)、3.中部地方の分布状況(新實 豊氏)、4.“なぜ”をコンセプトに新展開(川内 博氏)の4題。質疑応答のあと、後半は、自由討論ということで“なぜ内陸部に生息地を拡大したのか?”ということを軸に、参加者からお考えや情報をお聞きしました。驚いたことに、フロアーからは次々に手が挙がり、時間いっぱいまで発言は途切れませんでした。それだけ、皆さんが身近にイソヒヨドリを見ていて、興味を持っていたと思われます。
話題提供では、日本野鳥の会中部ブロックの調査結果を、愛知県支部支部長の新實 豊氏から報告いただけ、内容が充実しました。感謝いたします。