2026年6月27日土曜日

記録が増えてきた埼玉県最南部のイソヒヨドリ・パート3

  今年4月29日付の本欄に、埼玉県最南部のイソヒヨドリの繁殖期の最近の状況を紹介しましたが、和光市内で、6月1日に親子連れを確認しました【写真1】。場所は荒川にちかい開発地に建つエレベーター関係の会社の駐車場で、以前も紹介した東京北部郵便局のそばです。

【写真1】


  当日、この一帯でイソヒヨドリの“呼び合う”大きな声が響いていて、周辺を探索していたところ、目の前の駐車場のフェンスに雌が止まり、続くように巣立ちビナが舞い降りてきました。2羽はとくに警戒するそぶりもなく、写真に収まったあと飛び去りました。

  この一帯では、5年前の2021年6月18日にも巣立ちビナを確認しています。また昨年も郵便局の屋上で給餌する姿を認め、2025年6月4日付で本ブログに紹介しています。営巣場所は郵便局の同じ所と思われます。

  和光市内では、今年も和光市駅の南側の、イトーヨーカドー周辺で雌の採餌姿を何度も見ていて、付近のビルの屋上などでヒーヒーと鳴き合う声をしばしば耳にしています。付近で営巣していると思われますが確認はできていません。以前イトーヨーカドーの立体駐車場で繁殖したと思われる記録があり、営巣場所となっているようです。また、和光市駅のとなりの朝霞駅でも今繁殖期に2回同じ場所で確認しています。

  ところで、東京湾から50㎞メートル離れた、埼玉県内陸部の東上線坂戸駅でも、南側のローターリーで飛び回る雌雄を5月28日に確認しました【写真2】。

【写真2】

乗り換えのために立ち寄っただけでしたが、その発見のきっかけは特有の“囀り”。この様子だと、大きめの駅前には各地で定着している可能性が高いと思われます。〔川内 博〕


2026年6月16日火曜日

『都市鳥ニュース・№40』を発行しました

この6月、当会の広報誌『都市鳥ニュース』を発行しました。


特集は「街で見かける鳥の数が減っている?・2」ということで、トップ報告は、埼玉県白岡市からの「山ノ神沼に飛来する鳥類の月別平均観察数の変化」ということで、2021年1月~2026年3月の間での月1回の調査結果がグラフで示されています。

大阪からは、「大阪市の市街地周辺において近年減少あるいはその可能性のある繁殖期の陸鳥」として、1997年~2022年までの間で行われた6回の調査結果が表として載せられています。キビタキやイソヒヨドリが近年増えてきているのは東京も同じですが、ドバトやスズメは変化がなく、ハシブトガラスやシジュウカラ【写真】は増えているというのは、東京とはやや異なるようです。

シジュウカラ

た、大阪市内の全域でツバメの巣の調査をされた結果、「2022年に発見できた巣の数は、2012年の約62%」という興味深い話も載せられています。

東京からは、国立科学博物館附属の自然教育園でのシジュウカラの生息数の減少が報告されています。2013年と2023年に同一調査者によってテリトリーマッピング法で行われた結果で35%減とのことです。

その他、「最近の都市鳥に関する研究論文」の紹介やイギリス鳥学会大会のようすを記した報告など掲載されています。〔A4判・12ページ〕

「都市鳥ニュース」は6月と12月に会員向けに発行されていますが、PDFですので、興味をもたれた方にはメールでお贈りしています。都市鳥研究会事務局へメールでご連絡ください。〔都市鳥研究会〕hkawachi2dream☆yahoo.co.jp

なお、アドレスはスバム対策のために、@を☆にしてありますので、お手数ですが、手入力で☆を@にかえていただきますようお願い申し上げます。