2014年7月28日月曜日

日本鳥学会2014年大会の当会自由集会は8月22日に

今年の日本鳥学会は、8月22日(金)~8月25日(月)に東京・立教大学で開催されます。

当会は、例年通り自由集会を8月22日夜の18時~20時の予定で開きます。タイトルは“「都市鳥」のいま・・・各地の都市鳥の現状を語る”ということで、各地の街での鳥達の動きを紹介する場とします。現在用意しているものは、東京・八王子からは「イソヒヨドリ」〔写真1〕生息・繁殖分布の変遷を中心に全国規模の話を。また、東京23区からは最近街なかの緑地に進出してきた「エナガ」〔写真2〕の動きを。さらに千葉からは、新しい工夫での「ツバメ」の3題です。当日の飛び入りの話題提供も短時間なら可能ですのでご準備ください。

(写真1 イソヒヨドリ)

(写真2 エナガ)


2014年7月5日土曜日

東京オオタカ・シンポジウム報告

たいへん遅くなりましたが、2014年3月9日(日)に東京・池袋の立教大学で、160名の参加を得た「東京オオタカ・シンポジウム」の報告ができましたのでアップいたします。

下記のリンクをクリックしてお読みください。

東京オオタカ・シンポジウム報告


2014年6月1日日曜日

お知らせ 日本鳥学会2014年度大会時の自由集会および東京オオタカ・シンポジウムの報告の件

日本鳥学会大会・自由集会を開催します
8月22日(金)~8月25日(月)までの期間で、東京・池袋の立教大学で開かれる今年度の日本鳥学会大会時に、当会では、“「都市鳥」のいま・・・各地の都市鳥の現状を語る”というタイトルで、自由集会を開催します。日本各地の会員が、いま興味を持っていること・取り組んでいることを語ってもらい、交流しようという企画です。日時は8月22日(金)夜を希望しています。ご存知のように、今年の大会では、ほぼ同時期・同大学で、日本で初めての「国際鳥類学会議」(IOC)も開催されます。ぜひご参加ください。

東京オオタカシンポジウムの報告の件

3月9日(日)に東京・池袋の立教大学で、160名の参加を得た「東京オオタカ・シンポジウム」の内容を、4月中旬にはHP上にアップするとお約束しましたが、諸事情で大幅に遅れています。申しわけありません。近いうちにアップできると思います。今しばらくお待ちください。

2014年4月19日土曜日

都市鳥ニュースNo.16が発行されました

都市鳥ニュースNo.16が発行されました。

目次

読み物
・ロンドンの最新・都市鳥事情・3(川内博・川内桂子)
・東京の都市公園で冬に観察されたセンダイムシクイ(渡部良樹)

ニュース
・ハクセキレイの吉祥寺駅前ねぐら(井口豊重)
・雪まつり会場で塒を取るムクドリ(中村眞樹子)
・畑にまかれた米ぬかを食べるヒヨドリ(柴田佳秀)

報告
・東京オオタカ・シンポジウムの開催とこれから

募集
・日本鳥学会2014年度大会自由集会テーマ募集

としちょう・NOW

会からのお知らせ・ご投稿のお願い・編集後記


2014年3月15日土曜日

都市鳥研究会会誌 URBAN BIRDS Vol.30が発行されました

都市鳥研究会の会誌 URBAN BIRDS Vol.30 が発行されました。

内容
巻頭言 駅に着目した都市鳥の生態調査の可能性 

論文
関東地方の鉄道駅におけるツバメ類の営巣状況(2013年)

東京上野周辺におけるウミネコの繁殖状況(続報)

短報
パリ・モンソー公園の繁殖期の鳥たち~なぜ鳴禽類が多いのか・1~

ツバメの熱浴の観察

シーバスのルアーフィッシングによるオオミズナギドリの被害

書評
「銀座のツバメ」

「スズメ つかず・はなれず・二千年」

会記

会計報告


2014年3月4日火曜日

東京オオタカ・シンポジウムにご参加ください・第2報

Phot.N.Dobashi

日時:2014年3月9日(日)午前10時30分開場 
11時~15時(最大延長16時)
会場:立教大学・池袋校舎 8号館1階 8101教室 
定員:先着200名(レジュメ用意)
資料代500円
※事前申し込み不要・どなたでも参加できます
昼食時間はとりませんので、各自ご対応ください。




 

《プログラム》         
総合司会:金子凱彦

Ⅰ.基調報告
1.東京都内でのオオタカの繁殖状況について
    山口 孝(東京都環境局多摩環境事務所)

2.埼玉県におけるオオタカの生息状況と保護対策
野澤 裕子(埼玉県環境部みどり自然課)

3.神奈川県におけるオオタカ保護の現状と課題
    川手 隆生(神奈川野生生物研究会)

Ⅱ.各地からの報告
  (1)西多摩地区:御手洗 望(青梅自然誌研究グループ)

(2)北多摩地区:板谷 浩男(株・緑生研究所)

(3)東京23区:高橋 嘉明(日本野鳥の会東京)

質疑・応答

〈休憩・約20分〉※質問カードの回収

Ⅲ.パネルディスカッション:首都圏のオオタカの現状を考える

 パネリスト:川手隆生(神奈川野生生物研究会 副代表)
 金井  裕(日本野鳥の会 参与)
 辻村千尋(日本自然保護協会 保護・研究部主任)
 葉山政治(日本野鳥の会 自然保護室長)
 上田恵介(立教大学 理学部教授)

司会:川内  博(都市鳥研究会 代表)

2014年2月17日月曜日

橋に造られたカワガラスの巣

 通常、川の上流部の滝の裏側あるいは、砂防ダムの水抜き穴など、通常、「水のカーテン」の裏側に巣を造るカワガラスですが、山梨県の道志川(相模川水系)では、ある橋の下で、巣が「むき出し」の状態で造られています。(写真1、2)
2月7日現在、親鳥による巣材運び(コケ、枯れ草等)を確認しています。(写真3,4)
ここでは3年ほど前から、カワガラスが橋の下に出入りをしているのを観察していましたが、川床に降りないと巣の存在を確認出来なかったため、ようやく減水期の今月上旬、その存在を確認・撮影することが出来ました。形状は近縁のミソサザイの巣を、そのまま大きくしたような感じです。また、この橋の下には、カワガラスの巣は一つしかなく、かつ、ほぼ完成しているので、この巣は、今シーズンからの「新造巣」ではなく、巣材運びは、昨年使用した巣の、補強・再利用と思われます。
WEB上では、北海道、岐阜、山陰などで、このような巣の存在が記事になっており、今後のカワガラスの営巣傾向が注目されます。

(朝比奈邦路)

写真1

写真2
写真3

写真4

2014年1月16日木曜日

コサギは減っているのか? 東京・黒目川で16羽の群れ

コサギが減っているという話を聞きますが、日ごろサイクリングを楽しんでいる黒目川・落合川〔東京都東久留米市~埼玉県朝霞市、荒川水系・新河岸川支流・一級河川〕では、間近にその姿を見かけるので、その数を昨年から月1回調べています。
今年の1月6日(月)の午前中に回ったところ、2か所で日ごろ見かけない群れに出あいました。〔写真〕  数は16羽で、2か所は同じ群れが移動したもののようです。
黒目川の生き物に詳しい写真家の高橋喜代治さんにお聞きしたところ、ここ3年前くらいから、1~2月ごろに見かけるようになったとのこと。いつもいるのは黒目川で落合川には入らないとのこと。また、観察するのは午前中で小魚の動きと関連あるのではとのことでした。
通常の調査コースの黒目川・落合川では、他に8羽を認め、計24羽を数えました。個体数の変化をうんぬんするには、もう少し調べてみる必要がありそうですが、皆さんのフィールドではいかがでしょうか。 (川内 博)



2013年12月23日月曜日

東京のドバトは今・・・日本野鳥の会東京・研究部の調査から

ドバトといえば、「神社や寺の境内、駅前や公園の広場にたむろして、人が与える餌に群がってくる」というイメージが強い生きものですが、最近東京都内では、事情が少し変わってきているようです。たしかに、給餌に集まってくるのは変わりないのですが、その数が少ない・数羽から10数羽の群れが多く、100羽の群れを見かけることはありません。
一方、公園の芝生地や林床、河川敷の草原などで、まるでキジバトのように自然採食している群れや、木の実をがんばって採っている姿をよく見かけます〔写真〕。
そんな生態の変化を、この冬、日本野鳥の会東京・研究部では会員に調査を呼びかけて調べています。【『ユリカモメ』2013年12月号・同研究部ブログ参照】
このような傾向は東京だけの話なのか、全国的なことなのか興味あるところです。最近のドバトのことで気づいたことがあったら、ぜひ、当会メールにご連絡をください。



2013年12月2日月曜日

明治神宮の境内総合調査報告書発行と報告会の案内

東京渋谷・代々木の地に広がる緑、明治神宮境内の動植物の総合調査が、昨年度(2012年度)を中心に実施され、その報告書『鎮座百年記念 第二次明治神宮境内総合調査報告書』(A4判、510ページ)が明治神宮から発行されました。
明治神宮境内は、大正9年に、明治天皇ご逝去に際し、約70haの地に、全国からの献木を主体として造られた人工の林です。90年を経たいま、うっそうとした森に生長し、苑内にはさまざまな動植物が息づいています。今回の調査報告書は、都市環境下の生きものの生態の一端を明らかした、貴重なデータ集となっています。
「第二次」とあるのは、今から約40年前に同名の調査が行われたためで、今回も鳥類に関しては、日本鳥類保護連盟が対応し、おもに日本野鳥の会東京(支部)が実施している「明治神宮探鳥会」の記録が整理された形で出されています。内容は40年の歳月を経て、苑内の鳥がどのように変化したのかわかるように記されています。
今回、報告書の報告会が下記の要領で開かれます。入場無料でだれでも参加できます。

記
日時:2013年12月12日(木)13:00~17:00
場所:日本学術会議講堂〔東京都港区六本木7‐22‐34
主催:日本学術会議環境学委員会/第二次明治神宮境内総合調査委員会


2013年11月22日金曜日

「都市鳥・オオタカ」を語るシンポ・終了

11月2日、日本野鳥の会東京と共催で開きました東京の環境を考えるシンポジウム・第3回「東京都心部の自然・“緑島”の今と昔・そして未来」は、自然教育園2階の講義室ほぼいっぱいの46名の参加を得て、予定通りで終了しました。〔写真〕
まず、基調講演では、都市鳥研究会代表の川内 博氏が、東京都心部の自然・“緑島”の代表格である明治神宮(渋谷区)で見られる鳥の66年間の推移を紹介。草原性の鳥類の衰退(ホオジロ・モズなど)と森林性の鳥類の台頭(ヒヨドリ・コゲラ・オオタカ・エナガなど)がわかりやすい表によってしめされました。また、その表からは読み取れない個体数の変化も、シジュウカラとヤマガラのテリトリーマッピング調査から、ヤマガラの急増が明らかになっているなどが語られました。また、オオタカやエナガの繁殖生態についての話もあり、最後はパリのモンソー公園での体験が語られました。
次いで、日本野鳥の会参与の金井 裕氏より、「都市緑地とオオタカの保全」というタイトルで、オオタカの一般的な生態と市街地に進出してきているオオタカの実態が紹介されました。その中で、生息状況の変化と保全施策の実態、生息・営巣条件の変化や食物内容の研究などにも触れられ、最後に「種の保存法と生息環境保全」についてのレクチャーがありました。
その2つの講演を受けた形で、「オオタカが生息するようになった『東京都心部』の環境とは」という題でパネルディスカッションが発展。パネリストとして、日本野鳥の会東京探鳥会リーダーの中村文夫氏と高橋嘉明氏が加わり、オオタカを中心とした具体的な話へと展開しました。その中で、東京に自然系の博物館がまったくないことが指摘され、今後の課題としてクローズアップされました。

さいごに、“緑島”のひとつである自然教育園(港区)について、自然教育園名誉研究員の矢野 亮氏による「自然教育園60年間の自然の記録」の講演があり、興味深い園内での変遷が、パワーポイントを使って語られました。


2013年10月27日日曜日

都会派オオタカに注目したシンポジウムへのご案内

今秋11月2日(土)に、日本野鳥の会東京と共催で、東京都心部の自然“緑島(りょくとう)”を対象としたシンポジウムを、東京の国立科学博物館附属自然教育園で開催します。この中で、都市鳥研究会としての従来の研究を紹介するとともに、都会に棲みだしたオオタカに焦点をあてて、東京都心部の自然を見ていきたいと思います。
都心部で営巣しているだけで「都会派」といえるかどうかわかりませんが、里山に棲むオオタカとは少しようすが違います。今回はオオタカに興味を持つ方がたくさん出席されると思いますので、その中でいろいろなディスカッションも予定しています。ぜひ参加されるとともに、ご自分の考え・意見をお願いします。

【シンポジウム開催要領・プログラム】

東京の環境を考える・第3回
東京都心部の自然・“緑島”の今と昔・そして未来

日 時:2013年11月2日(土)12時30分開場、13時~16時
会 場:自然教育園・講義室〔東京都港区白金台・国立科学博物館附属〕《地図参照》
定 員:先着50名
〔満席の場合は、入口にその旨を表示します。ご確認の上入園ください〕
参加費:無料〔入園料300円。65歳以上・高校生以下は無料〕

〈基調講演〉
1.東京都心部の自然“緑島”における鳥たちの変遷 川内 博氏(都市鳥研究会)
2.都市緑地とオオタカの保全 金井 裕氏(日本野鳥の会)
3.自然教育園60年間の自然の記録 矢野 亮氏(自然教育園)

〈パネルディスカッション〉
オオタカが生息するようになった「東京都心部」の環境とは

パネリスト:金井 裕・中村文夫・高橋嘉明氏


2013年10月17日木曜日

名古屋都心部のカラスのねぐら

名古屋におけるムクドリのねぐらについて、マスコミ報道の後追い観察を紹介しました(本ブログ:2013年10月2日付)。同じように、名古屋の都心部でのカラスのねぐらについても、昨年3月に電話取材を受けていて、その記事は「名城周辺 カラスに泣く」というタイトルで、朝日新聞(夕刊)2012年3月12日付に載っています。そこでその状況を日本鳥学会大会終了後の9月16日の夕方、中区の二の丸・三の丸で見てきました。
夕方5時過ぎ、名古屋城に近づくとカラス(ハシブト・ハシボソ)がビルの上を何羽も飛び交う状態でした。城内二の丸にある愛知県立体育館の屋根や周辺の木々に数百羽集まり、飛び交う様を見かけました。十三夜の月をバックに“月に烏”の傑作?をねらい〔写真〕ながら、ねぐら入りを待ちました。午後6時前くらいには隣接する官庁街の並木(ケヤキ)に移動。あたりはだんだん暗くなり、カラスの動きを追うのがむずかしくなりましたが、とりあえず、数か所で、数十羽のカラスがケヤキ樹内への飛び込みを確認。歩道や植え込みの糞の跡などから、この地がねぐらであることは間違いないと思われました。
新聞の記事によると、この地にねぐらを取るようになったのはここ数年のことのようで、一帯は県警本部・市役所庁舎・合同庁舎などのビルが建ち並ぶ官庁街で、サブタイトルが“大群の「落とし物」うらめし”となっているように、迷惑がられているようです。

初めての地で、1回の観察ですので、その時、見た・聞いた限りでは数は500~1000羽程度、ブトとボソの割合は4:6で、ボソの方が多いような感じでした。
(川内 博・桂子)



2013年10月2日水曜日

名古屋・平針のムクドリのねぐら


秋になると、駅前などの繁華な場所でのムクドリのねぐら問題が浮上し、マスコミからの取材を受けることがよくあります。最近の傾向は、地方都市からの問い合わせが目立ち、その実態を見ずに対応ということが多くなっています。今回、名古屋・名城大学での日本鳥学会大会を機に、昨年10月に電話取材に応じて記事にもなった(朝日新聞・10月29日付)、名古屋市天白区の地下鉄・鶴舞線平針駅付近の状況を見てきました。
9月13日の夕方、午後4時30分から現地に出張り、電線に取り付けられている剣山のようす、路上や街路樹の葉に落ちた糞の状況を観察し、ムクドリ飛来の場所を確認しました。5時20分過ぎから、ビルの屋上のTVアンテナにスズメが50羽ほど集まり、ムクドリが単独で姿を見せだしました。5時43分に30羽・40羽の群れが頭上にあらわれ、6時過ぎには数百羽の群れが飛来し、駅の近くの電線に一斉に止まりだしました〔写真1〕。
飛来数は最終的(夜7時段階)に3000羽~5000羽程度と思われ、一部は街路樹(トウカエデ)に入るものもいましたが、多くは電線に止まったままでした。翌日の夜10時ごろ、同じ場所を観察したところ、前日の状態と同じでしたので、電線で一夜を過ごすと思われます〔写真2〕。なお、この観察の詳しくは、『URBAN BIRDS』に報告予定です。
千葉や埼玉でのねぐら入りとの違いは、上空を旋回するようなことはほとんどなく、一気に電線に飛来するといった状態でした。1回の観察ですので多くはいえませんが、マスコミ情報の確認といった意味で、意義のあった現地視察でした。(川内 博・桂子)

写真1

写真2